人物紹介

瞑想のピアニストウォン・ウィンツァン

超越意識で奏でる美しい音色音楽は宇宙の真実を
注ぎ込むことができるツール

 例年とは趣向を変えて開催する、今年の[アースデイ飛騨高山 地球は愛の星]。
 〝心と魂が輝く日〟と銘打ち、「参加して下さる方々が、身体だけでなく心と魂を癒やし、よりいっそう内面の輝きを宇宙に放ちながら生きられますように」という祈りを込めて開催します。
 この日、飛騨地域初のコンサート開催となるのは、ピアニストで作曲家、即興演奏家のウォン・ウィンツァンさん。
 NHK「にっぽん紀行」やEテレ「こころの時代」のテーマ音楽でも知られるウォンさんは、香港出身の父と、日本と中国のハーフである母の間に生まれ、日本で育ちました。19歳からプロの演奏家や作曲家としてジャズやフュージョン、ソウルなどの分野で活躍していたウォンさんですが、当時は自分の魂と演奏する音楽との間に大きな隔たりがあり、葛藤を抱えていたといいます。
 ウォンさんの転機となったのは、今から約30年前に瞑想を学んだことがきっかけでした。
 著名な音楽家や芸術家が取り入れていることで知られていたその瞑想法を学んだところ、意識がどんどん上のほうへ昇りだして、自分のエゴを手放したような状態を体験したというウォンさん。
 その後も瞑想を続ける中で、全身からエネルギーが溢れ出てくるような体験や、自意識から完全に解き放たれる経験などを得ました。そして、瞑想合宿で周囲からのリクエストを受けてピアノを演奏したことがきっかけで、ピアノの前で自己を放擲(ほうてき)して、自我や自意識を超えた状態でインスピレーションのままに演奏する、独自の即興演奏スタイルを確立し、ピアノソロ活動をスタートさせました。
 また、芸術家である美枝子夫人とともに、音楽やワークを通して真の自己や、本来の創造性に目覚める「魂の表現ワーク」を開催したり、日本トランスパーソナル学会の常任理事として、精神・霊性に関わる分野での助けを求める方へのサポートを行うなど、音楽以外の分野でも活躍。
 「音楽は宇宙の真実を注ぎ込むことができるツール」と語るウォンさんは、「聴く者の深い意識とつながった空間が創造される」と評され、近年ますます注目を浴びています。
 瞑想のピアニスト、月からきたピアニストなどと呼ばれるウォン・ウィンツァンさんのコンサート。音楽の中で自我を超え、超意識で感じあう時間が、そこにはあります。

92年にインディーズ・レーベル “サトワミュージック” を発足、ファーストアルバム「フレグランス」がFMから火がつきロングセラーに。以後、コンスタントに30タイトル近くのCDをリリース。ほかにも、Manul Cats(マヌルキャッツ)やME-W(ミー・ダブリュー)としてのユニット活動、ジャズトリオWIM、クラシックアルバム「ドビュッシー」「エリック・サティ」の発表、地雷犠牲者救援CD「もしも地雷がなかったなら」など、音楽活動は多岐に及ぶ。2005年よりセラピストの故・吉福伸逸氏に師事。トランスパーソナル心理学を学び、グループセラピーのファシリテーターとして活動する。ウォン・ウィンツァン&ウォン美枝子による「魂の表現ワーク」もコンスタントに展開している。3・11をうけて、USTREAMでピアノソロライブ「サトワより祈りを込めて」を生配信、現在も数々のチャリティーコンサートを行う。

NPO法人ブラーマクマリス 高山ピースパレス生田 チサト

ラージャヨガ平和の心で世界と繋がろう

 

世界が大きく変化するこの時代だからこそ、ヨガや瞑想を通じて人々の意識が繋がり合うことが大切だと語るのは、生田チサトさん。
高山を拠点にラージャヨガ(瞑想などを中心に置いたヨガ)の指導者として活動する生田さんは、東日本大震災の直後から福島県南相馬市に通い、月の半分は看護師として震災・原発事故被災地の支援を続けていらっしゃいます。
長年に渡りラージャヨガに取り組んでおられる生田さんには、今年のアースデイ飛騨高山でも瞑想体験等のイベントスペースを担当いただきます。生田さんが感じている今年のアースデイ飛騨高山の役割、ヨガの本質とはどのようなものなのでしょうか?

 

「今年のアースデイ飛騨高山がヨガを軸に置いて行われると聴き、大変うれしく思っています。
ポーズを通じてその人本来のエネルギーにつながり、より良い自分、エネルギーに満ちた自分になろうとするハタヨガも、私が特に重視しているラージャヨガも、本質をひとことで言うと[つながる]という言葉になります。
ラージャヨガは、瞑想や内観を通じて自分の良いところ、良い心につながり、それらを高め、深め、そして清めるためのものであるという特徴があります。
国内外、世界中に不穏な空気が漂っている今だからこそ、ヨガの本質[つながる]を大切にして、良い思いを持って他者とつながり合うことが必要だと思っています。

最近ではインドの大統領が国連に対し、ヨガという概念や行動を平和活動に活かそうという働きかけを行っていて、実際に国連で取り組みが進められることになりました。
良い思いを持って他者と[つながる]、より良い自分に[つながる]ことが平和を実現するためには欠かせないのだと、世界が気づき始めているのだと思います。
国連によって国際ヨガデーと定められている6月21日に先駆け、5月29日に飛騨でヨガを中心に置いたイベントが開催できるということは、飛騨からヨガを通じて平和につながろうとする素晴らしい取り組みです。

うちなる平和を感じそれを周囲にひろめることが、個人個人が平和のために出来ること。みなさんがうちなる平和につながれるよう、さまざまな企画や機会を準備してアースデイ飛騨高山を迎えたいと思っています。」

 

今年のアースデイ飛騨高山に向けて、各方面で準備を進めて下さっている生田さん。今回は生田さんのつながりで東京から、ヨガ歴30年以上のベテランのヨガ指導者 梅澤洋子さんと吉川和子さんのお二人もご参加いただけることになりました。
梅澤さんと吉川さんのお二人には、メイン会場となるコンベンションホール内での瞑想や、瞑想体験コーナーでのレクチャーをご担当頂きます。
ハタヨガ指導歴30年 ラージャヨガ歴20年の梅澤さんは、通常のヨガ指導だけでなく、産婦人科病院でのマタニティーヨガ指導や、看護専門学校で非常勤講師として[心と体の癒やし]をテーマに授業を行うなど、各方面で活躍。
ハタヨガ歴39年、ラージャヨガ歴18年の吉川さんは、ヨガの指導者としてだけでなく、一昨年に脳幹出血で倒れられたご主人の介護・看病を通して、ヨガの本質やラージャヨガによって身につけた心を整える作業の大切さを実感されていると言います。

梅澤さんからひとこと

私はハタヨガを始めたことで身体の健康状態も良好になり、心もかなり前向きになりましたが、より良い自分を探し求めるなかでラージャヨガ瞑想に出会いました。ラージャヨガ瞑想は自分自身の本質と繋がり、精神のエネルギーの源と繋がる瞑想で、シンプルながら非常にパワフルなものです。いつでも、どこでも、行動しながらでも自分の内側に意識を向け、本質と繋がることで否定的な考えや、波立ちザワつく心を平和や肯定的な考えに満ちた状態に戻し、安定させることができるようになります。良好な状態で家族や他人と関わると、その関係も良好なものとなり、依存や執着のない健全で楽なつきあい方ができるようになりました。自分の人生を人や状況のせいにするのではなく、瞑想を通じて考えの質を高めていく生き方の実践を私自身も楽しんでいます。身体のヨガも練習することで徐々に調えていくことができるように、ラージャヨガ瞑想も日々の練習が必要です。まずはラージャヨガを体験しにぜひいらしてください。

コンベンションホールで、梅澤さんのヨガを体験(12:45〜13:15)

「梅澤 洋子 プロフィール」
東京在住/ハタヨガ指導歴 30年/ラージャヨガ瞑想歴 20年/産婦人科病院にて「マタニティーヨガ指導」他/上尾中央看護専門学校 「心と体の癒し」授業 非常勤講師/上尾医師会 上尾看護専門学校/「心と体の癒しの科学」非常勤講師

吉川さんからひとこと

一昨年、夫が脳幹出血で倒れ、一命は取り留めたものの、声を出すことや身体を自由に動かすことができない状態からの治療となりました。発症から一ヶ月後に目が開くようになり、意識があって目で合図を送っているのがわかってから、[魂は繋がっている]ということを意識して関わってきました。それでも、病床での生活が1年を超え、生命が危険な状態も経験すると、魂ではなく身体の回復ばかりに目が行くようになってしまっていました。最近になって、ヨガの先輩からのひとことをきっかけに、[魂は繋がっている]私がどうあるかが夫に影響を与えるのだということを再確認し、執着を手放せたように感じています。発病以来初の遠出となる高山行き、アースデイ飛騨高山を楽しみにしています。

大会議室で吉川さんのヨガ体操・瞑想を体験できます

「吉川 和子 プロフィール」
神奈川在住/ハタヨガ歴39年/ラージャヨーガ歴18年/ヨーガインストラクター養成担当/公益社会法人 日本アロマ環境協会 アロマテラピーインストラクター

木下清春・啓子

ラフターヨガ笑いヨガ

 ヨガがテーマの今年のアースデー飛騨高山。会場では、瞑想を中心に置いたラージャヨガ、ポーズを大切にするハタヨガに加え、笑いを通じて健康で健全な状態につながる笑いヨガ(ラフターヨガ)のイベントも開催します。
笑いヨガのコーナーを担当してくださるのは、飛騨地域を中心に長年笑いヨガの活動を続けている木下清春さん。
定年退職後に出会った笑いヨガに魅了され、笑いヨガティーチャーとして体験会の開催や出張笑いヨガ、笑いヨガを指導するリーダーの養成にも力を入れていらっしゃいます。
「笑いヨガは、楽しみとしてだけでなく、認知症予防や心のリラックスにも効果的です。笑うと脳が刺激を受けて活発に動き出しますし、ストレスを低減する効果もあります。最近では、東京大学などの研究で、普段ほとんど笑わないお年寄りが『自分の健康状態が良くない』と感じる割合は、毎日よく笑っているお年寄りに比べて1.5倍にもなるというデータが発表されました。笑って脳を刺激し、ストレスを解消する。笑いヨガはジョギングや水泳と同じ有酸素運動ですから、体力維持にも効果が期待できます。お年寄りだけでなく、若い人も、今のうちから笑って暮らすことを身につけておけば、健康を維持し未来を楽しく生きる基礎になると思います」。
アースデー当日には、笑いヨガの体験会に加え、2人の素敵なゲストもお招きしています。
1人目のゲスト、トッシーこと村井俊雄さんは、ハッピーな介護をテーマに各地で講演活動をされています。
認知症となった母の介護を続けていたある日、トイレにネギが並べてあるのを発見した村井さん。急に、「母は仕事をしていたのだ!」と感じ、認知症介護への見方が180度変化しました。
以来、日常の出来事を、「母のお仕事」として掲載するブログを開設するなど、不思議なほど楽しい介護生活を体験したといいます。
自身の経験からハッピーな介護、家族との関わり方を伝えるとともに、気持ちを前向きにする笑いヨガの普及に取り組んでいる村井さんのお話し、どうぞお楽しみになさっていてください。
もう一人の特別ゲストは、愛知県豊橋市でエコビレッジ【いるかビレッジ】を開設している、笑いヨガティーチャーのイルカマン。
エコビレッジとは、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人々が作るコミュニティのこと。
いるかビレッジは、農的暮らしを通じて、健康的な、人と人、人と自然とのつながりを生む持続可能な暮らしを支援する場として生まれたのだといいます。
三棟の建物と、池、畑、田んぼからなる いるかビレッジには、食育や子育ての情報交換が盛んに行われているカフェ(いるカフェ)、様々な企画に貸し出され、イルカマン自身による笑いヨガ教室も開催されるイベントスペース、恒久的持続可能な農的スタイル“パーマカルチャー”の思想を取り入れた菜園、多世代の人が集まる共有スペースなどがあります。
アメリカを旅したときにエコビレッジというものの存在を知って興味を持ち、帰国後、エコビレッジについて学び、いるかビレッジを作ったイルカマン。
その目的は、『30年後の未来がどうなっているのかを実験するため』だといいます。
社会の中に溶け込んだ開かれたエコビレッジを目指している、いるかビレッジ。人が集まり、農的で持続的な暮らしがあるだけでなく、ビジネスと融合して社会の中にポジションを築き、全国各地にエコビレッジが広まっていくビジョンを持っているのだとイルカマンは言います。
ここ飛騨でも農的・持続的な社会・コミュニティづくりの必要性を感じ活動しておられる方は多くいらっしゃいますが、より発展的な活動をしていくための参考になるお話しが聞ける機会となりそうです。
地元の笑いヨガティーチャー木下さんに加え、介護を楽しみに変えた村井さん、エコビレッジを通じて未来型のコミュニティを試みるイルカマン。
笑いと前向きさを持って、人生を楽しみながら生きる三人との笑いヨガを通じ、身体と心の緊張を解きほぐして、本来の自分・本質とつながる体験をしてください。

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